謡曲「松風」破の前段(四節)
汐汲車、わづかなる、浮世は廻る、はかなさよ、
波ここもとや須磨の浦。月さへ濡らす、袂かな。
秋に慣れたる須磨人の、秋に慣れたる須磨人の、
月の夜 汐を汲むようよ。
心づくしの秋風に 海はすこし遠けれども、
かの行平の中納言。関吹きこゆると詠め給ふ、
浦わの波の夜夜は、げに音近きあまの家
里離れたる、通ひ路の、月より外は 友もなし。
今日の海は朝から荒れ模様。
こうなると、どこからともなくサーファーたちが
続々とあらわれる。情報がはやい。
明石海峡は古来、難波難海と呼ばれ
源氏物語が「関吹き越ゆる、すさまじき波」と表現した姿で
強風とともに荒れくるうことが、しばしばあり、そんなときは
海辺の丘の上に立っていると、風で飛ばされそうになる。
汐汲車、わづかなる、浮世は廻る、はかなさよ、
波ここもとや須磨の浦。月さへ濡らす、袂かな。
秋に慣れたる須磨人の、秋に慣れたる須磨人の、
月の夜 汐を汲むようよ。
心づくしの秋風に 海はすこし遠けれども、
かの行平の中納言。関吹きこゆると詠め給ふ、
浦わの波の夜夜は、げに音近きあまの家
里離れたる、通ひ路の、月より外は 友もなし。
今日の海は朝から荒れ模様。
こうなると、どこからともなくサーファーたちが
続々とあらわれる。情報がはやい。
明石海峡は古来、難波難海と呼ばれ
源氏物語が「関吹き越ゆる、すさまじき波」と表現した姿で
強風とともに荒れくるうことが、しばしばあり、そんなときは
海辺の丘の上に立っていると、風で飛ばされそうになる。
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