琵琶湖のカモ

2002年2月25日 食遊
しばらく根をつめる日々が続いた。明日からまた、そんな日々..

そこで今日は強引に休みをとって年々計画しては流れつづけて
いた美食行を決行した。 JR湖西線で新快速の終着駅、近江今津。
かつては大津から北陸を行き来する船でにぎわった北近江の港町。
江戸時代には北国の雄、加賀藩が琵琶湖水運の拠点として支配し
ていた。

ここに十四代目の主人(跡継ぎがないので、もう終わりだそうな)
がやっている丁字屋がある。ここにジビエを食べに行こうと言い
始めて十年になるかもしれない。兼六園にあるような雪吊りをした
庭の松の、すぐ先には琵琶湖のさざ波。 司馬遼太郎も愛した
和の空間に寝ころんでいると実にいい感じ。

食事は鯉のあらい(不思議に鯉くささがない)と稚あゆで近江今津
の純米酒を飲んでいると主人が炭をおこしてモロコ、ウナギと
北琵琶湖産の美味(養殖ではない)を次々焼いてくれる。

だいぶ満足したところで、今日のメイン..カモ鍋。 ここで
でてくるカモの肉は色といい、味といい鳥というより、赤身の
肉といったほうがいい。冷酒から熱燗にきりかえて、すき焼き風
に食べる。 もう苦しいほど食べた。

帰りには、やはり、このあたりの特産、ふなずしを買って帰る。

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