兵庫・岡山県境の瀬戸内側は複雑に入り組んだ多島美を誇る。
牛窓に集中する古墳群から眺める瀬戸内海の景色は絶景。
牛窓の波の潮騒島響(とよ)み寄そりし君は逢はずかもあらむ 2745
伝柿本人麻呂 (万葉集)
牛窓の語源としては、牛にちなむ伝説があるが
アイヌ語でウシ、ウスは入江・湾を意味する。
これは、このあたりの地形にぴったりである。
ウスは、またアイヌ語で「多い」という意味もある。
アイヌ語の造語法にも反するし、倭語・アイヌ語折衷になるが
「島が多い」という意味も魅力的。
清盛の父、平忠盛には瀬戸内の風景を詠んだ印象的な歌がいくつかある。
彼は、また、史上数少ない瀬戸内の覇者のひとりである。
http://filologos.diarynote.jp/200803110850520000/
牛窓のやや東、海に近い山中の細道を行くと虫明湾がある。
「虫明(むしあけ)の迫門(せと)の曙見る折ぞ都のことも忘られにけり」 (玉葉和歌集)
明迫(あけさこ)の風景の清らかさと都の政治の悩ましさの対比を詠んで秀逸。
明石をうたっては
「有明の月も明石の浦風に浪ばかりこそよると見えしか」金葉集
武骨なだけではない武士の棟梁の存在感がある。
船で行く旅の風情は万葉や土佐日記にも通じる。
歌を詠む海賊といえば、大和守武吉(たけよし)をはじめとする
戦国期の村上水軍の総帥たちも和歌と宴を好んだようである。
赤穂市坂越から、備前虫明にかけて広島に劣らぬ牡蠣の産地でもある。
広島、岡山産だけでなく、兵庫県産の牡蠣もよろしく^^
牛窓に集中する古墳群から眺める瀬戸内海の景色は絶景。
牛窓の波の潮騒島響(とよ)み寄そりし君は逢はずかもあらむ 2745
伝柿本人麻呂 (万葉集)
牛窓の語源としては、牛にちなむ伝説があるが
アイヌ語でウシ、ウスは入江・湾を意味する。
これは、このあたりの地形にぴったりである。
ウスは、またアイヌ語で「多い」という意味もある。
アイヌ語の造語法にも反するし、倭語・アイヌ語折衷になるが
「島が多い」という意味も魅力的。
清盛の父、平忠盛には瀬戸内の風景を詠んだ印象的な歌がいくつかある。
彼は、また、史上数少ない瀬戸内の覇者のひとりである。
http://filologos.diarynote.jp/200803110850520000/
牛窓のやや東、海に近い山中の細道を行くと虫明湾がある。
「虫明(むしあけ)の迫門(せと)の曙見る折ぞ都のことも忘られにけり」 (玉葉和歌集)
明迫(あけさこ)の風景の清らかさと都の政治の悩ましさの対比を詠んで秀逸。
明石をうたっては
「有明の月も明石の浦風に浪ばかりこそよると見えしか」金葉集
武骨なだけではない武士の棟梁の存在感がある。
船で行く旅の風情は万葉や土佐日記にも通じる。
歌を詠む海賊といえば、大和守武吉(たけよし)をはじめとする
戦国期の村上水軍の総帥たちも和歌と宴を好んだようである。
赤穂市坂越から、備前虫明にかけて広島に劣らぬ牡蠣の産地でもある。
広島、岡山産だけでなく、兵庫県産の牡蠣もよろしく^^
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