辛荷嶋 @室津

2008年2月10日 歌枕
玉藻苅 辛荷乃嶋尓 嶋廻為流
水烏二四毛有哉 家不念有六

万葉集 山部赤人の歌
2・4・6という数字の遊びが面白い。

「たまもかる からにのしまに しまみする
うにしもあれや いえおもわずあらむ」 と読むらしい。

あぢさはふ 妹が目離かれて 敷栲しきたへの 枕もまかず
桜皮かには巻き 作れる船に 真楫貫き 我が漕ぎ来れば
淡路の 野島も過ぎ 印南都麻 辛荷の島の
島の際ゆ わぎへを見れば 青山の そことも見えず
白雲も 千重になり来ぬ 漕ぎたむる 浦のことごと 行き隠る
島の崎々 隈も置かず 思ひぞ我が来る 旅の日長み
巻6−942

の反歌として家をしのぶ歌とされているが
本当にそうなのだろうか

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