フランス南西部と西宮市
西宮市はフランス南西部のロト・エ・ガロンヌ県(県庁所在地はアジャン市)と姉妹都市の提携をしています。 

西宮市はアマテラスの紋章を掲げる女王国?なのですが
提携先のフランス南西部にも女王が沢山います。

イギリスのプランタジネット王朝の母ともいうべき存在、ロワール川からピレネー山脈にまで達した広大なアキテーヌ大公国の支配者、アリエノール。

フランスのブルボン王朝の創始者でルイ14世の祖父、アンリ4世は、まさに西宮市の提携先、ロト・エ・ガロンヌ県のネラック (Nérac / Lot et Garonne)で育ったひとなのですが、アンリ4世の母、ジャンヌ・ダルブレはピレネーの古王国ナヴァールの女王でありました。 ルイ14世の正式な自称が「ナヴァールとフランスの王」であったのには、このような来歴があります。バスクの地を支配したナヴァール(スペイン語ではナバラ)王家はフランス、スペイン両王家の遠い先祖でもあります。

ジャンヌ・ダルブレの母でナヴァール王国の王妃であったマルグリット・ダングレーム(Marguerite d’Angoulême)はフランソワ一世の姉にあたります。

ロト・エ・ガロンヌ県の大部分は美食の故郷ガスコーニュ(Gascogne)に属しています。 「ガスコ」というのは「バスク」に通じるといわれています。 ガスコーニュ語はナヴァール王国の言葉として南仏諸語のなかで最も長く命脈を保った言葉です。

写真はロト・エ・ガロンヌ県の銘酒 ビュゼ (Buzet)

http://filologos.diarynote.jp/200903080024509940/ 市章




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